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2015/06/23 17:48
こんにちは!イーハトーヴの森の店長 SATOKOです。
さて、今回は趣味の話になりますが・・
今年9月オーケストラの演奏会でお世話になるヴァイオリニスト鈴木理恵子さんと
ピアニスト若林顕さんのリサイタルが、昨日熊本の とある教会にて行われました。
お二人ともときどき熊本でコンサートをされるので、この日も聴衆として楽しみ♪ にしていたのですが!!
今回は、裏方として突然「譜めくり」の大役を承りました。
「譜めくり」とは、ピアニストの横に黒子のごとくじっと座って楽譜のページをめくる、あの役です。
いままで演奏会で気にもしていなかった存在。
楽譜が読める人なら当たり前にできることだろうと思っていたこの譜めくり。
これがとんでもなく大変なお仕事だということが身をもって分かったのでした!(><)
なぜならば、リハーサルで打ち合わせをしたリピートの有り無しや、
ご本人がめくる箇所など、忘れないよう守りつつ、
間違って2ページめくらないよう指サックをはめ(そんなことをする人は私くらいのものでしょうが笑)、
進む音楽に落っこちないように集中力を切らさず(一瞬の雑念、これ大敵!)、
斜め後ろの譜めくり席から小さく見える音符を追って、瞬きさえも控え(音符の迷子になったら大変!)、
気配を消しつつ、早くもなく・遅くもないタイミングで立ち上がり、
空調でヒラヒラしないようしっかり開いておもむろに席に座る。
万一めくり損ねようものならば、譜めくりのせいで音楽が中断?!
いえ、絶対にそんなことはあってはならないのです。
失敗の許されない1時間半の集中力と緊張感!
・・とはいえ、演奏される方のほうが比にならないくらいの集中力と緊張感なんですけどね!(^^:)
以前、譜めくりで復讐をもくろむ『譜めくりの女』という映画がありましたが、
確かにそんなことも出来てしまうくらい(?)の責任重大な係だということが身にしみて分かりました。
いやはや、これから演奏会で見かける譜めくりの方々。
見る目が変わりそうです。尊敬します!
昨日はどうなることかと思いましたが、鈴木さんと若林さんのお人柄にも助けられつつ、
なんとか無事に終わり、本日は虚脱しています。(笑)
もちろん演奏会でのお二人の息のあった音楽と、美しい音色に癒されたことは言うまでもありません♪
誰よりも間近で見聴きできたのは、ラッキーだったということでしょうか?!
本番での譜めくり初体験、大変貴重な経験をさせていただきました。m(__)m